旗揚げ公演 『Sparkling!』 | |
◆ 2008年3月2日(日) 15時〜 ◆ 市川駅南公民館 視聴覚室 ◆ 上演時間 約45分 ◆ 動員数 38人 ■ 作・演出 / 溝口ケンジ ■ キャスト / 葉々、あっちゃん、白井文、はやと、永瀬忍 ■ 音響 / 赤琶 ■ 照明 / 安齋洋行、けみぞー | |
◆ストーリー◆ |
40歳目前のアイドル・八田美佐子のコンサート楽屋。 次のステージに向けて準備をしているところへ、青年が押しかけてきた。 「母さん!いい年してアイドルなんてやめてくれよ!恥ずかしいんだよ!」 |
彼の名は黒木一也。なんと独身・子なしの年増アイドルだと思われていた美佐子には、20歳になる息子がいたのだ。 何も知らなかったマネージャーはびっくり。しかし、さらに話をややこしくする美佐子。 かつて共にアイドルユニット”スパークリング・ビューティー”として活動していた金方美佳を楽屋へ呼び、重大発表をするという。 「私、結婚することにしました!この人が婚約者の池田尚輝!」 |
マネージャーはますます混乱。息子であるのにその話を初めて耳にした一也も大ショック。 そんな中、元相方の美佳だけは祝福をするかに見えたのだが・・・ 「いつまでもそんなアイドルぶりっ子されてちゃ、一緒に組んでた私だって恥ずかしいのよ!」 息子には結婚を反対され、かつての相方には罵られ、ショックを抑えきれない美佐子は、ついに楽屋を飛び出していってしまう。 |
美佐子のいなくなった楽屋で、美佳はさっきの態度の真意を語る。 コンビだったのに美佐子の方が人気があり、それに嫉妬していたこと。自分のほうが先に結婚して人生の幸せを掴んで勝ったつもりだったのに、年齢に関係なくアイドルを生き生きと続けている美佐子を見てまた嫉妬してしまったこと。自分は本当はアイドルを続けたかったのに逃げてしまったのだということ・・・。 それを聞いた一也もまた、反省する。仕事を楽しく生き生きとしている母親を誇りに思いつつも、多忙な美佐子との接点が少ない寂しさから、アイドルを辞めろと言ってしまったのだ。 |
一方、周囲の言葉を受けて真剣に引退を考え始めた美佐子。自分のやっていることは、恥ずかしいことなのか。40歳でアイドルなんて、もうやめるべきなのか。 「自分の夢をかなえて、そこでずっと頑張っている姿ってすごくかっこいいと思うよ。周囲に笑う人がいたら、人生を思いっきり楽しんでいる姿を見せ付けてやればいいんだ。私はこんなにしあわせなのよ、って。」 引退しようとする美佐子を、尚輝は優しく励ますのだった。 |
自分のやりたいことを一生懸命やる。好きなことなんだから、周りの目なんて気にしていられない。 人生楽しんだもん勝ち!の精神でバッカス旗揚げを彩った、第1回公演。 |
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